会社売却の準備では、すべての資料を一度に揃える必要はありません。まず何があり、何が未確認かを整理し、社名を伏せた概要と詳細資料を分けます。水戸市・茨城県央の企業が、買い手候補へ説明するための資料を6つの観点でまとめます。
1.目的と希望条件を一枚にまとめる
売却・承継を考える背景、希望時期、譲渡後の代表者の役割、特に守りたい条件を書き出します。雇用、屋号、拠点、取引先、価格、個人保証等に優先順位を付けます。
同業、隣接業種、地域拡大を考える企業など、どのような相手なら事業を引き継ぎやすいか検討します。打診したくない相手も、候補先探索前に確認します。
2.決算と月次の変化を説明する
直近3期の決算書、月次試算表、売上・粗利の推移、受注残を集めます。季節性、値上げ、一過性費用、役員報酬、家族人件費、個人との取引等は補足して整理します。
将来見込みと確定実績を分け、数字の出所と対象期間を残します。未確認の数値を推測で埋めず、誰に確認するかをメモします。
3.顧客・人材・業務の継続性を示す
顧客の属性、取引年数、継続契約、紹介元、売上集中、仕入先を整理します。地域の信用や屋号を、取引の続き方や顧客対応の仕組みから説明します。
人材は人数・職種・資格・役割から一覧にします。代表者が担う営業、採用、見積もり、現場判断、後任候補と引き継ぎ期間も確認します。個人名や詳細な人事資料の開示は別途判断します。
4.契約・許認可・資産負債を一覧にする
主要契約、賃貸借、許認可証、就業規則、雇用契約、保険、固定資産、借入・担保・保証、リース、役員借入を整理します。会社と個人の所有が混在する設備・不動産にも注意します。
建設・運送・介護などの許認可や契約承継は、取引方法によって確認事項が変わります。通知・同意・届出等の要否は、専門家や関係機関へ確認してください。
5.初期概要と詳細資料を分けて管理する
初期の概要は社名を伏せ、業種、広い地域、規模、強み、譲渡理由を一般化します。特殊な事業や顧客構成から会社が特定されないか、内容を点検します。
詳細資料は、売り手の承諾と秘密保持契約等を確認してから、目的・相手・時期に応じて共有します。更新日、閲覧範囲、開示履歴を管理して、古い資料との混同を防ぎます。
6.不足資料と次の確認先を決める
不足資料、担当者、確認期限を一覧にします。買収監査で求められる情報に備え、設備投資、契約リスク、労務、個人保証、成約後の統合や説明の準備も順番に進めます。
資料整理は価格や成約を確約するものではありません。初回は手元にある内容から相談でき、必要な資料と優先順位を確認できます。企業価値診断と会社売却の相談内容もご覧ください。
会社名・電話は任意です。氏名・メールアドレス・相談内容の3入力と個人情報の取扱いへの同意が必要です。譲渡企業様の当センター手数料(相談料・着手金・中間金・月額報酬・成功報酬)は0円。税金、登記・許認可、外部専門家等の費用は別途生じる場合があり、契約前に範囲を確認します。
